製図用シャーペン「グラフギア1000」をオススメできない3つの理由

Amazonシャーペン部門で常にランキング上位に入っている、ぺんてるの「グラフギア1000」。

手帳用に買ってみたのですが、今までの人生で一番持ちにくいシャーペンでした。

グリップが滑る

シャーペンの持ち手部分にはローレット加工という滑り止め加工がされてます。

グリップのすべり止めは、ギザギザのローレット加工と丸いシリコンゴム

金属グリップに刻まれたローレット加工はいかにも男心をくすぐるデザインですが、いかつい見た目とは裏腹に全く滑り止め効果がありません。むしろサラサラ。

少しでも手汗をかこうものなら、油を塗ってるんじゃないかと思うくらい滑ります。

グリップには滑り止め用のシリコンゴムも付けられていますが、このゴムも超ツルツル。

あまりの持ちにくさに、買ったことをきっと後悔することでしょう。

シャーペンは無難なゴムグリップが最強(左グラフギア1000、右クルトガ)

重心の位置が高すぎ

一般的にペン先が重たいシャーペンほど、力を入れなくても重さで自然と筆圧が高まるので、手が疲れにくいと言われています。

このグラフギアもかなり重たいシャーペンに分類されますが、残念なことに重心の位置が高すぎ。

ペン先ではなく軸の中心に重心があるため、本体の重さのほとんどが手に乗っかり、ただの重たいシャーペンです。

見事にど真ん中にある重心

肝心な筆圧は全く高まらず、結局力を入れて書かないといけないのが残念なポイント。

金属製シャーペンの重量がすべて手にかかってくる。重たい、書きづらい。

クリップの位置が低い

もう一つ残念なのは、クリップで挟む位置が異様に低いこと。

手帳や胸ポケットにグラフギア1000を挿すと、やたらと突き出て不恰好なことになります。

圧倒的存在感のグラフギア1000(左)

それでも使い続けようかなと思う理由

欠点だらけのグラフギア1000ですが、軸はアルミ製、クリップは鉄製、ペン先とグリップは真鍮製、キャップはステンレス製と素材を細かすぎるほど使い分けており、かなりこだわって設計されているもよう。

何より「製図用シャーペン」という響きに男心がくすぐられる。

多少の使いづらくても「製図用だから…」と自分に言い聞かせることができます。

今時の使いやすいシャーペンとは逆行し、我が道を行くグラフギア1000。

なかなか頑固なシャーペンですが、もう少し付き合ってみようと思います。

ちなみにグラフギア1000の1000は、定価が千円の意味。でもAmazonなら600円くらいで買えちゃうよ。

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