こんにちは、コイケさんです。
今回は妻が絶賛している子育て絵本
のし さやかさんの「じいちゃんバナナ ばあちゃんバナナ」
を実際に読んで見たのでレビューを書きます!
老人ハーレム?な表紙
バナナ一色な表紙をよく見ると、
中心にまだまだ青い子どもバナナがいます。
その周りには大量の老人バナナが取り囲んでおり、
なかなかの狂気…
この老人がとてもよく表情豊かに描かれており、
バナナの黒いところ(シュガースポット)がまるでシミのよう。
この老人たちがタイトルの「じいちゃんバナナ ばあちゃんバナナ」ということなのでしょうか。
あらすじ
主人公は「バナナくん」こと表紙に描かれていた青いバナナ。
お父さん、お母さん、そしておじいちゃんとおばあちゃんと、
5人で仲良く暮らしています。
おじいちゃんとおばあちゃんは表紙に描かれていた老人バナナたちのように、
結構高齢のようで身体中シミ(シュガースポット)だらけ。
今日も近所のジジババと完熟自慢をしています。
そしてある日バナナくんが廊下で遊んでいたら、
なんとそこにはじいちゃんバナナの皮が落ちていて…。
予測不能なストーリー
ここまで読んだとき、ぼくは
「え、じいちゃんバナナ死んじゃった(食べられちゃった)の?!」
と思ったのですが…
ちょっとネタバレすると、
この後じいちゃんバナナは驚きの姿で戻ってきて、
なんと最後には老人バナナたちでパーティーが行われるという衝撃の展開!
大人でも先が読めないストーリーなので、
読んでるこっちも結構面白かったですw
まとめ:高齢者だってすごい!
この絵本では、
「歳を取ることで増す人間の魅力」
を、
「熟すことで甘みを増すバナナ」
に例えて分かりやすく描いています。
こういった「歳を取ることで増す人間の魅力」って、
大体自分が年を取って初めて気づけるものなのですが、
それを子ども向けの絵本で伝えようというなかなかの意欲作。
内閣府も2025年には人口の3割は高齢者になるとの推計を出してますし、
娘が将来働くころには、きっと高齢者が溢れかえってることを考えたら、
こういった高齢者ならではの魅力を教えてくれる絵本は、
これからの幼児教育に必須かもしれませんね!
(ちなみに女性だけをみたら、すでに人口の3割は高齢者ですよ…
すごいスピードで高齢化が進んでます。)
文章量は気持ち多めですが、
絵が可愛くて分かりやすいので2歳児くらいから読める内容です。
ストーリーも面白かったし、興味が湧いた方はぜひ読んでみてください!
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