仕事で大きなミスをした日って、家に帰ってからめちゃくちゃ落ち込みますよね…
「上司の○○さん、怒ってたなあ…」
「明日からどんな顔して出社したらいいんだろう…」
わたしも事務ミスで職場の上司や同僚に迷惑をかけちゃった夜は、後悔と自己嫌悪で眠れないことが多かったです。
でも、大切なのは翌日にミスした気持ちを引きずらないこと。
あなたはきっとミスをした時から家に帰るまで、充分にミスをした自分を責めて、ミスをしたことを反省したはず。
もしミスを充分に反省していて「もうミスをしたくない!」と思うなら、過ぎたことはあきらめて明日のために気持ちを切り替えることが大切です。
アルパカ
クロパカ
ただ、まじめな人ほどミスをした自分が許せず、何日も自分を罪悪感で責め続けてしまうことがあります。
そんな人のために、翌日から気持ちを切り替えるための5つのコツをご紹介します。
どうしたら防げたか?を考える
ミスをしてしまった事実は、だれにも変えられません。ミスをしたことを反省するより、次にミスをしないための取り組みをすることが大切です。
・・・とはいうものの、いくら頭で「切り替えが大事!」って分かっていても、それでも気持ちは落ち込むし罪悪感も残り続けますよね。実は、これは「また同じミスをしたらどうしよう」という恐怖心が原因です。
恐怖心を取り除くためには、ミスをしないための防止策を考え「絶対にミスをしないぞ!」という覚悟を決めることが最善策。ミスをした時のことや、ミスをする前にしていたことをよく思い出し、
- ミスをした一番の原因はなんだったのか
- どのタイミングで気づいていたらミスを未然に防げただろうか
ということを考えてみましょう。
ミスの防止策を考えることが仕事に対する自信へとつながり、恐怖心を取り除く一番の特効薬となってくれるはず。
でも、中には偶然起きてしまった失敗や、他人のミスが自分のせいにされてしまうこともあります。
そんなときは、もし後輩が自分の力ではどうしようもないミスをしてしまって落ち込んでいたら、先輩のあなたはどういう風にアドバイスをしてあげるのか考えてみましょう。
きっと、「あなたのせいじゃないし、気にしちゃだめだよ!」とか、「運が悪かったね。気を取り直してがんばろう!」という風に励ましてあげるのではないでしょうか。
自分の力じゃどうしようもない問題や自分の責任じゃないミスのせいで落ち込んだり、悩んだりしてはいけません。どんなに努力してもそんなミスは防ぎようがないため、結局はただ自分を責めることになります。
そんなミスに遭遇したときは、「自分の責任じゃないのによく我慢した、えらい!」と自分自身を励ましてあげましょう。自分へ何かご褒美を買ってあげるのもいいかもしれません。
自分のせいじゃないミスを受け止められたとき、きっと多少のことではへこたれない精神力が身についているでしょう。
- どうすればミスを防げたか考えよう
- 自分の力ではどうにもならないミスで悩むのは損!
明日の作業をイメージしておく
ミスをした翌日は、無意識に前日のミスについて考えてしまうもの。
わたしもミスをした次の日はついつい昨日のミスについて、「○○さんにも誤っておいたほうがいいかな…」「部長怒ってたな…失望させちゃったかな…」という風に無意識に考えてしまい、気づけば30分ほど何もせずに時間が経ってしまっていることがよくありました。
前日にミスをしたばっかりなので、当然心はいつもより疲れていますし、何より昨日のミスが気になって集中力が減ってしまいます。
そのため、ミスをした翌日はいつも以上に仕事にもたつきがちです。
そんなときは、事前に明日の仕事内容を思い出し、頭の中で明日の予行演習をしておきましょう。
「明日の朝は同僚にこんな風に昨日のミスを謝ろう」とか、「明日は大切な会議や締め切りがなかったかな…」という風にどんな些細なことでも脳内でイメージしておくのです。
そうすると「同僚は怒ってるかもしれないから、明日の朝はコンビニでお菓子を買ってそれを渡しながら謝ろう」とか、「もしかしたらあの書類も間違っていたかもしれないからもう一度チェックしておこう」とさっきまでミスで動揺してて気づけなかったことにも気づけるかもしれません。
また、特に多いのが今日起こしたミスに気を取られて、締切が迫っている仕事や急ぎの仕事が頭の中から忘れ去られてしまうこと。
ミスのリカバリーに必死になって、「あ、あの仕事をこと忘れてた!」と締め切りが過ぎた後に思い出す…なんてことをわたしもよく経験しました。
ミスをした翌日は予想外なトラブルが起きがちです。ぶっつけ本番より、事前に脳内でリハーサルをしてきましょう。
クロパカ
- 脳内で明日のリハーサルをしよう
- 忘れていることはないかもう一度思い出してみよう
仕事量を減らす
ミスをした翌日は、謝罪周りや資料の修正など、ミスのリカバリーに何かと時間を取られがち。もしかしたら昨日にミスのせいでできなかった仕事も溜まっているかもしれません。
そのため、ミスをした翌日はなるべく仕事量を減らすようにしましょう。
「あの仕事は水曜日まで手を付けなくて大丈夫だな」とか、「会議は再来週だし、会議資料の作成は来週に回そう」とか、優先度の低い仕事は後回しにすることで、とことん時間にゆとりを作るのです。
ミスをしてから一晩寝て気持ちをリセットしたつもりでも、まだ心は前日のミスを覚えていて動揺しているはず。ミスをした翌日は普段と同じ仕事でも、前日のミスに気を取られて些細なことでミスをしてしまいがちです。
そんな日は、なるべく自分に負担をかけないように仕事量を減らしましょう。
また、ミスをした翌日に一番重要なことはとにかく同じミスを再び起こさないようにすることです。ですが、まだミスをしてから1日しかたってないのに同じミスを完ぺきに防げるようにするのも無理です。
1カ月もあれば、業務体質を見直し、ミスの防止策を取ることもできますが、1日しかたっていないのにミスをなくすなんて無茶な話です。
ミスをした翌日も、同じミスを起こす可能性はかなり高いということを覚えておかないといけません。
だからこそミスをした翌日は仕事量を減らし、時間にゆとりを持つことで再発防止に全力を尽くすべき。
「こんなにのんびり仕事して良いのから」と思っちゃうくらいゆっくりでいいので、いつもの仕事をいつも以上に確実で丁寧な仕事を心がけましょう。
- ミスをした翌日は仕事量を減らそう
- ミスをした翌日ほど、ミスの再発に要注意しよう!
職場の目を気にしない
わたし自身がミスをして一番つらかったのが、同僚や職場の人から陰口や、嫌味を言われることでした。
でも一つだけ覚えておいてほしいのは、周りの人はあなたのした行為を責めているのであって、あなた自身の人格や人間性を責めたいわけではありません。
もちろんみんなはミスをして迷惑をかけられたと怒っているかもしれません。でも、だからと言って自分を責めるのは畑違い。あくまで反省すべきなのは、「ミスをしてしまった」という行為なのです。
もし自分の確認不足がまねいてしまったミスだったのなら、これからはチェックを怠らないようにする。
商品の発注を忘れてしまったのなら、これからは絶対に忘れないように手帳に必ずメモする。
周りの人があなたに望んでいるのは、あくまで同じミスをしないように気を付けてほしいことだけで、あなたの人間性や性格の改善はとくに求めていません。
そのため、ミスを減らせば自然と周囲からの陰口や悪口は自然となくなっていきますし、気にならなくなります。
また、自分をダメな奴だと責めたり、どうしてこんなに間違いばっかりするのだろうという風に考える必要もありません。
ミスをしたことを反省し、もう二度と同じミスを繰り返さないように行動さえすれば何も後ろめたいことはないはず。それでも文句を言う人は、ただストレスを発散したいだけ。そんな言葉は放っておいたらいいのです。
また、周りの反応を気にすれば気にするほど仕事に集中できなくなり、新たなミスが起こりがちです。
所詮は職場の人間関係なんて仕事上だけのもの。職場の人間関係なんて、生まれも育ちも年齢も違う人々が、仕事という理由だけで集まっているだけです。
そんな周りの心無い声なんて無視して、今自分がすべきことに集中しましょう。
- 陰口や心無い声は無視
- 落ち込むより、ミスをなくすことに集中しよう
ミスした自分を受け入れる
気持ちを切り替えるために一番大切なことは、ミスをした自分を受け入れ許してあげることです。
当たり前のことを言いますが、完ぺきな人なんて存在しません。ですが、不思議なことにみな仕事においては完ぺきな人であろうとするのです。
人間である以上どんなに頑張っても完ぺきな人にはなれないのですから、大事なのは失敗することを前提に考え、「失敗してもそれをリカバリーできる人」を目指すべきではないでしょうか。
わたし自身も以前の会社で事務ミスを連発してしまい、半年間以上職場いじめにあった経験がありますが、正直に言うと転職した今でも変わらず事務ミスを連発しています。
そんなときは、「自分は失敗しやすい性格だから仕方ない」と開き直れば良い、ということに気付くことができました。
失敗しやすい性格を直そうと頑張っても疲れるだけなので、「失敗しやすいから次からチェックは欠かさないようにしよう」という風に考えることで、ストレスを抱えることなく、失敗しても気持ちを切り替えやすくなります。
まずは完ぺきな人なんていないということを理解し、「自分はこういう人間だから仕方ない」と考えること。良いところもダメなところもどっちも自分なのです。
そんな自分を認め、許してあげることで気持ちは切り替えやすくなるでしょう。
- ミスをしない完ぺきな人なんていない
- 良いところもダメなところも自分の一部と認めよう
コメントを残す