スマホに充電器、イヤホンに財布・・・ガジェット好きは常に持ち物が多い。
そこで、少しでも荷物を少なくしてミニマルに生きたい方にオススメしたいのがこちらのモバイルバッテリー兼ワイヤレスイヤホン、Arbilyの「T22」。
今回は、提供いただいたT22をレビューしたいと思います。
スペック
3000mAhのモバイルバッテリーにもなるT22の重量は、イヤホン両耳で約8g。バッテリーケースを含めると約90gとちょっと重ためのイヤホンです。
T22はBluetooth5.0に対応に対応しており、Airoha社のA1532チップを使用していると思われます。
T22の1番の魅力は、何よりバッテリー容量が3000mAhもあること。ちょっとしたモバイルバッテリーとしても使え、iPhoneならフル充電できます。(バッテリー容量が4000mAh弱の11pro maxはちょっときついかも・・・)
ケース奥には棒状のふくらみがあり、ここにリチウムイオン乾電池が入っていると思われます。バッテリーが大容量な分、ケース自体の巨大化は仕方がないかもしれません。
ケースのバッテリー残量はLEDディスプレイで表示。イヤホン本体のバッテリー残量はペアリングしたスマホで確認できます。
操作はタッチパネル式。リダイヤル以外のすべての操作に対応しています。
コーデックは、AACには対応してますがapt-xには非対応です。androidユーザーにはオススメできません。
使用感
イヤホンは円筒形で高さがありますが、ドライバー軸が長めで耳にしっかりと入り込むため、装着感をしっかり感じます。
タッチパネルは高級感があり、感度も良好で操作ミスはあまりありませんでした。最近のTWSはタッチパネル式が増えましたが、やっぱり操作に慣れるまでは違和感をかんじるかもしれません。
イヤーピースはMサイズの半傘タイプが最初から付いているほか、交換用にS、M、Lサイズの球型イヤーピースが付属しています。どれも少し硬めなので、お好みに応じて柔らかいシリコンのものに交換がオススメ。
ケースのスペースには余裕があるので、多少大きなイヤーピースをつけることも可能です。
音質
音質は、かなりの低音偏重。むっちりとした深く、鈍重な音が鳴ります。軸は6mmで、抜け感はやや物足りないかも。少し「こもりがち」な音質で、EDMやゴアトランスなど低音が強調された曲を聴くとちょっと低音過剰に感じます。
ただ、クラシックやジャズなどのアコースティック系の楽曲、特にウッドベースなどの弦楽器と相性が良く、低音偏重気味な音から一変してライブ感を感じる迫力のある音質に変わり、イヤホンの印象がグッと変わります。ボサノバなどしっとり聴かせる系も良く合い、表現力が増していい感じ。
よかった点
個性的で超低音偏重ですが、ジャンルが合えば表情豊かに奏でてくれる個性派イヤホン。個人的にはジャズ&クラシック専用機にしようと思ってます。
充電中のLEDライトがカッコいい。あとイヤホンのタッチパネル部分に同心円状のスリットが彫られてて、高級感+指紋防止になるので気に入ってます。
あと何より防水+3000mAhのモバイルバッテリーの安心感はやっぱり嬉しい。ほぼ毎日持ち歩くものだと思うので、音だけじゃなくて実用性も大事。
いまいちな点
ベースが荒削りでパワフルすぎる。街歩きや電車の中でもしっかりベースが聴こえて良いかもしれませんが、静かな環境で聴く分には低音が強すぎてちょっとしんどいです。
あと、ケースがもうちょっと小さかったらなあ。
T22を安く買う方法
Amazonのタイムセールで値引きされる場合があります。
個人的には4500円を下回れば買ってもいいかなと思えるイヤホンです。