ヘッドホンなどのオーディオ機器を取り扱う香港系ブランドMPOW(エムポー)。最近日本向けのブランドライン「AIR by MPOW」を発表し、話題となりました。
コイケログでも、以前「M5」というイヤホンをレビューさせていただきました。
MPOWの完全ワイヤレスイヤホン「M5」がレザーケース&IPX7防水で期待以上の高音質今回は、そんなMPOWからエントリー向けTWS(完全ワイヤレスイヤホン)「M7」が新発売となりましたのでご紹介します。
M7のスペック
TWSって、有線のケーブルイヤホンやヘッドホンと比べて音質が悪いとか、低音がイマイチとか、オーディオ好きには低く見られがちですよね。
ただ、2019年になって一気にTWSの音質と使い勝手が良くなってきた気がします。(特に、防水や通信安定性の向上など、全体的なスペックの底上げが急加速した印象です。)
M7は、左右の両方が親機・子機機能の両方を備えており、先にペアリングをした方が自動的に親機となります。
通常は親機の方がバッテリー消費量が多いので、他機種だと「片方だけ先に電池切れ」みたいなことがあるのですが、M7だとそんな心配は無用。
片耳でハンズフリー通話をする時も、普通は親機側でしか通話できませんが、M7なら左右を選ばずに使える点も便利です。
イヤホンの形状はナスビのような形で、やや大きめ。
サイズ自体はそこそこの厚みがあるのですが、耳の形にすっぽりと収まるデザインなためランニング時もズレにくいです。
ただ個性的な形なので、耳の小さい方はちょっと合わないかも。
ちなみに本体はIPX7防水なので、雨や汗による水濡れの心配なし。シャワー浴びれるレベルのハイスペックです。
イヤホン自体は耳の奥までしっかり入るため、イヤーピースは浅型の半傘タイプ。
通常の球型タイプのイヤーピースと違い、コンパクトで軽いフィット感のイヤーピースです。
球型タイプよりは密着度が低いので、人によっては好みが分かれるかもしれません。
気になる人は球型のイヤーピースに交換することももちろん可能ですが、バッテリーケースに収まらない可能性があるのでご注意を。
前モデルM5との比較
M7の前に、M5というモデルも発売されています。
ナンバリングこそM7の方が大きいですが、価格はM5が約6000円なのに対し、M7は約4400円と1600円ほどM7の方が安価。
M5の方が充電ケースにレザーがあしらわれていたり、イヤホン本体がマットブラックにカラーリングされているなどデザインも凝っていることから、M7の方が上位機種というわけではなさそうです。
イヤホン自体の大きさは、M7の方が大きめ。ただ、M7の方が耳にフィットする感じがあります。
M7の音質
音質は・・・ビックリするくらい高レベルなドンシャリ音。再生した瞬間、「あ、このイヤホン当たりだ」と感じました。
さすがにヘッドホン並みの高音質とはなりませんが、低音域の音圧はハイエンドイヤホンに近い勢いがあります。
ボーカルへのフォーカスがやや物足りなく感じますが、脳に響くようなベース音は聴いててめちゃくちゃテンションが上がる。
M5を聴いた時も解像度の高さに驚きましたが、M7のブーストされたベースは聴いててとても楽しい。優等生なM5に対し、やんちゃなM7って感じです。(個人的にはやんちゃなM7派)
M7は、一般的なワイヤレスイヤホンが6mmのドライバーを使用しているところ、ひとまわり大きめの8mmドライバーを搭載しています。
ドライバーは大きいほど低音域の再生に有利なので、ヘッドホンに近い豊かなベースを奏でてくれます。
音づくりはポップスによく合うドンシャリ音で、太く甘い低音に、キラキラ感のある高音が乗って表現力豊かな音。
まとめ
M7はかなり迫力のあるド派手な音を奏でてくれるので、EDMなどのダンスミュージックや映画鑑賞なんかにピッタリ合うんじゃないでしょうか。
音量大きめでパンク・ロックなんか再生するのも楽しそう。
IPX7級の防水も備えているし、耳へのフィット感も良し。それにテンションの上がるドンシャリ音なM7は、個人的にランニングやトレーニングなどのスポーツユーズにぴったり合うイヤホンだと感じました。
5000円以下で買えるうえ、音楽を聴く楽しさをしっかり感じさせてくれるイヤホンです。かなりオススメですよ!
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